テニススクールで週に1回レッスンを受けている方の中で、あまり試合経験が無く、テニス大会に出場しても勝てなくて悩んでいる方もいらっしゃいます。
テニスの試合で勝つためには、まず「勝ち方」を知る必要があります。そしてそれを実践できるように試合経験を重ねていけば勝率も上がるでしょう。
「テニスの試合で勝つ方法」について紹介します。
- テニスの試合をしよう!
- テニスのシングルスの試合で勝つための第1歩
- テニスの試合で勝つためのサーブの打ち方
- テニスの試合で勝つためのリターンのコツ
- テニスのシングルスの戦術〜基礎編〜
- シングルスでは得意なショットをベースにする
- シングルスで勝つためにはポジショニングが重要
- シングルスで勝つために苦手なバックハンドを工夫しよう!
- テニスのシングルスで勝つためにネットプレーを使おう!
- テニスのシングルスの勝ち方!攻めと守り!
- テニスの試合では状況に自分を対応させる
- テニスのシングルスでドロップショットを使う!
- テニスのダブルスの試合で勝つためのストローク
- テニスのダブルスでは積極的にポーチに出よう!
- テニスのダブルスでポーチボレーを防ぐ方法!
- ダブルスのセンターセオリーを理解する!
- ダブルスの並行陣のフォーメーションを習得する!
- ストレッチとマッサージでテニス大会を乗り切る
- まとめ
テニスの試合をしよう!
テニスの試合で勝てるようになるためには、まずは試合経験を積むことが必要です。テニスはそもそも対人競技ですので、スクールの練習だけでは限界があります。反対に試合をすれば学べることはたくさんあり、そこでの経験があればいつものスクールでの練習の目的・意味への理解が深まり、上達が早くなります。
テニス大会に出場すると、最初の頃は負け続けるのが普通です。それでテニス大会に出るのが嫌になってしまう方もいらっしゃいます。そんな時は「どんなに強い選手でも、これまでにたくさん負けているはず!」ということを思い出してみましょう。誰でも最初は初心者です。そこから練習し、試合をして強くなっていきます。その過程では多くの試合で負けているはずです。最初からすべての試合に勝てるのであれば、あっという間に世界一になれるはずですので。
多くの試合を経験し、レベルアップして勝率が上がっていくわけです。それ故に試合経験の少ない頃は負け続けて当たり前なのです。あまり勝敗にこだわりすぎず、「試合中にやるべきこと」を設定し、それを1つずつ達成できるように取り組みましょう。そんな小さな目標をクリアしていけば、着実に成長するはずです。詳しくは以下の記事で紹介しています。
関連記事:テニスの試合をしよう!まずは大会に出場することから!
テニスのシングルスの試合で勝つための第1歩
トッププロのテニスの試合と言えば、シングルスの試合中継が多いので、「シングルスの試合をしたい!」という方も多いです。1対1の勝負で勝ち負けが決まるところもシンプルなおもしろさがあります。
実際にテニスのシングルスの試合をやってみるとわかりますが、守るべきコートが広いです。それだけにどこを狙って打つべきなのか、どのように広いコートを守るべきなのか、具体的にやるべきことが理解できないと、何をやったら良いのかわからなくなってしまうことがあります。
まず、これからシングルスの試合に取り組んでいこうという方が最初にやるべきことは、「安易なミスを減らす」ことです。中級者ぐらいまでは、ナイスショットでポイントが決まるよりもミスをポイントが決まる割合が多いです。したがって、同じようなレベル同士であれば、安易なミス、アンフォーストエラーを減らせば勝てることが多いです。
もちろん少し試合経験を積んだ相手であれば、さらに上のレベルが必要になります。そこで次に必要なのが、深いループボールを打てるようになることです。ループボールは、しっかり振り切るスイングでスピン回転をかけ、高い軌道をネット上を通過させ、バウンド後に強く弾む力があるボールです。これを安定して打てればネットミスは激減し、ベースライン深くに入れられればそう簡単に攻め込まれなくなります。
そして相手の返球が浅くなった時に、すかさず前に詰めて早いタイミングで打てるように練習しましょう。前に詰めて速いボールを打てれば良いですが、相手のベースラインまでの距離が短くなるのでバックアウトのリスクが高くなります。少しスピードを抑えても、早いタイミングで打てれば、相手から見ると早くボールが返ってくるので対応が難しくなります。これを前に詰めずにゆっくりボールを待って、低い打点で打ってしまうとせっかく優勢になったのに再びイーブンな状況に戻ってしまいます。
詳しくは以下の記事で紹介しています。
関連記事:テニスのシングルの試合で勝つための第1歩!中級者向け!
テニスの試合で勝つためのサーブの打ち方
テニスの試合経験が少ない方の場合、ダブルフォルトが多くなり、負けてしまうことがあります。テニスの各ポイントは、すべてサーブから始まりますので、ダブルフォルトしてしまうと相手は非常に楽ですし、サーバーは常にその分のポイント分だけハンデを負っているようなものですので試合に勝つことは難しくなります。
試合に勝つためには「ダブルフォルトを減らす」ことが必要です。また試合で効果的にサーブを打つためには、自分のサーブの技術を把握するようにしましょう。常に自分のサーブの技術の範囲内で、工夫してサーブを打つことが重要ですし、練習ではさらに技術を向上させられるように意識しましょう。
試合で勝てるレベルにダブルフォルトを減らすためには、ファーストサーブで思いっ切り打って、セカンドサーブで入れに行くという打ち方は避けた方が良いでしょう。例えばファーストサーブが確率50%、セカンドサーブが確率80%では、確率が低すぎます。両方とも確率80%のセカンドサーブにした方が良いでしょう。
その上で、確率80%のサーブの威力を回転をかけるなどして高めましょう。さらにコースを狙って打てるようにすれば効果的です。
テニスの試合で勝つためのリターンのコツ
テニスの各ポイントは、すべてサーブから始まりますが、リターン側から見ればリターンが最初の1打です。これをミスしてしまうとすぐにサーバーのポイントになってしまいますし、良いリターンを打てれば試合を有利に進められます。したがって、試合に勝つためにはリターンの強化が有効です。
基本となる考え方は、「必ず返す」ことと「コースを狙う」ことです。どんなに甘いボールになってしまっても、リターンを相手コートに返せば、相手はもう一度打ち返さなければならず、ミスする可能性があります。相手が打ち返すことができたとしても、そのショットでポイントが決まらず、もう一度打ち返せるチャンスもあります。どんなにすごいサーブでも、まずは返球することに意味があります。
さらに1歩進んで、少しでも相手が打ちにくくなるコースにリターンできれば、速いリターンでなくても相手の返球が甘くなる確率が上がります。最悪でもそこから打ち込まれないようなコースに打つことができれば理想的です。
テニスのシングルスの戦術〜基礎編〜
中級者の場合、テニスのシングルス試合を機会は少ないことが多いでしょう。シングルスは1人でカバーしなければならないコートが広く、試合経験が少ない頃はどのような戦い方をしたら良いのかもわからないのが普通です。そのためまずはシングルスの戦術を学ぶと良いでしょう。そしてそれを試合で実行することで経験が蓄積でき、レベルアップできます。
最初はシンプルなことを考えた方が良いです。例えば以下のようなポイントだけでも十分でしょう。
1.ダブルフォルトをしない
2.リターンミスをしない
3.ベースラインからのストロークは、ループボールで深く返す
4.浅いボールが来たら角度をつけて打つ
これだけしっかりやれたらかなり良いです。質の良いループボールを打つことが難しければ、ロブ気味のストロークでも良いでしょう。
次に考えることは、「相手の苦手なところにボールを集める」という戦術です。ほとんどの人がフォアハンドよりもバックハンドの方が苦手ですので、まずはバックハンド側に打ってみて、相手のバックハンドのレベルを観察してみましょう。苦手そうにしていたら、バック側にボールを集めるようにすれば試合を有利に進められる可能性が高くなります。詳しくは以下の記事で紹介しています。
シングルスでは得意なショットをベースにする
上達して、テニスの試合で勝とうとすると、多くの人は苦手なショットを練習して、弱点を強化しようとします。このことは間違っていないのですが、試合が近づいて来た頃の練習で苦手なショットを重点的に練習していると、自分の頭の中でも苦手なショットのことを考えていることが多くなり、試合でも苦手なショットを打とうとしてしまうことが多いです。
これはある意味「落とし穴」なのです。試合であえて苦手なショットを使う必要はありません。試合では自分が得意なショットをベースとして、極力苦手なショットを打たず、むしろ相手に苦手なショットを打たせるような戦術を採るべきです。
多くの人にとってはフォアハンドストロークがバックハンドストロークよりも得意です。その場合は、できるだけフォアハンドストロークを打つ機会を増やす方が良いということです。トッププロでもバック側を狭く、フォア側を空けて、フォア側にボールを誘うようなポジショニングをする人もいますので、中級者でも積極的にそのような戦術を使った方が得策でしょう。
自分が得意なショットを多用できれば、試合でも自分のペースをつかめることが多いので実力を発揮できる可能性が高くなります。
シングルスで勝つためにはポジショニングが重要
シングルスでは1人で守らないといけない範囲が広いので、ポジショニングが重要です。打ち返せるはずのボールが、ポジショニングが良くなかったために打ち返せないということは中級者ならばよくあります。ラリーの中で適切なポジションがわかるかどうかがポイントです。
サーブアンドボレーをしない場合は、通常はサーブとリターンの後はベースライン付近での打ち合いになることが多いです。その時にベースライン上の中央がホームポジションとなるとは限りません。相手がボールを打つ位置に対して、中央付近から対角方向へ少し移動した位置にポジショニングすることになります。
それはベースライン付近から相手がストロークを打つ時に、ストレート方向とクロス方向に打てる範囲を考えると、そのような位置が中央付近になるからです。ワイドに角度をつけて打たれた時は、ベースラインに沿って動くのではなく、少しコート内に入るように斜め前方向に動かないとボールに追いつけなくなることが多くなります。
必ずしもコートのラインだけを意識するのではなく、相手のポジションから打てるボールの範囲を意識し、その中央付近にポジショニングする意識を持ちましょう。詳しくは以下の記事で紹介しています。
シングルスで勝つために苦手なバックハンドを工夫しよう!
シングルスの試合経験が少ない中級者の場合、フォアハンドストロークに比べてバックハンドストロークが苦手な人が多いです。バックハンドストロークが苦手であることを見抜かれると、バック側を狙ってボールを集められることが多くなります。それを打ち返す時にミスが多くなったり、返球できても甘いボールになってしまい、ポイントを取られてしまうことが続くとシングルスの試合をすることさえ嫌になってしまうことがあります。
苦手なバックハンドストロークをカバーして、試合に勝てるようになるためには、まずは以下の2つの方法に取り組みましょう。
1.できるだけバックハンドストロークを使わずに、フォアハンドストロークを使う
2.バックハンドストロークは守備に徹する
これらを実行するだけで、かなり戦えるようになりますし、メンタルにも楽になるでしょう。
テニスのシングルスで勝つためにネットプレーを使おう!
最近は、20年以上前に比べるとサーブ&ボレーをするトッププロは減りました。ラケットの進歩とテニスコートのサーフェイスの変更などが原因とされています。このようなことがテニス雑誌などで解説されていますので、「シングルスの試合ではネットプレーをしない」と誤解している方もいらっしゃいます。
ロジャー・フェデラーの試合などを観ているとすぐにわかりますが、サーブ&ボレーを滅多にしなかったとしても、ベースラインでのストローク戦から、チャンスがあればネットへ詰めてボレーで決めるというシーンはそれほど珍しくないです。
このようなネットプレーは、試合経験の少ない中級者でも自分のポイントパターンとして取り入れられますし、実際、アマチュアでも上級者ならば取り入れています。このようなネットプレーをできるようにすれば、ポイントを穫れる確率が高くなりますし、相手にもプレッシャーをかけられます。
まずはその使い所から理解しましょう。詳しくは以下の記事で紹介しています。
関連記事:テニスのシングルスで勝つためにネットプレーを使う!中級向け!
テニスのシングルスの勝ち方!攻めと守り!
テニスは対人競技ですので、どちらか一方が優勢な状況、両者がイーブンな状況があります。試合経験が少ない中級者の場合、1球1球を一所懸命打とうとして、全力で打ってしまうことがあります。まず力加減としては、トッププロでも全力で打つということはなく、全力の7割などと力を加減して打つのが普通です。全力で打つとミスが多くなるためです。
試合経験が少ない中級者は、まずは20球以上ラリーが続けられるような力加減とスピードの打ち方を把握しましょう。それがベースとなります。次に少しリスクを取りながら威力を高めていく打ち方を把握しましょう。威力と高めることとミスのリスクが高くなることは表裏一体で、どうしてもスピードボールを厳しいコースに打とうとするとリスクが高くなります。地道に技術そのものをレベルアップしていくことで、リスクを抑えながらショットの威力を高めていくことはできます。しかし、トッププロでも全力で打てばリスクが高くなることは避けられません。
おおまかに分ければ、イーブンな状況と不利な状況では、ベースとなる打ち方をして、有利な状況では攻めるたのリスクを取った打ち方をします。有利な状況でベースとなる打ち方をしてしまうと、相手に形勢を挽回する機会を与えてしまいますので、チャンスは逃さずに攻めなければ勝機を失ってしまう可能性が高くなるわけです。
このように攻めと守りの打ち方を理解し、さらに攻めるべき状況と守るべき状況を判断できるようになることが必要です。詳しくは以下の記事で紹介しています。
関連記事:テニスのシングルスの勝ち方!攻めと守りを理解する!
テニスの試合では状況に自分を対応させる
テニスの試合をしていると、自分の力だけでは変えることができない試合に影響を与える外的要因があります。例えばコートのサーフェイス。いつも練習しているのがインドアテニススクールのカーペットコートで、テニス大会に出場したらサーフェスがオムニであることはよくあります。サーフェイスが違えば、ボールのバウンドの仕方がかなり異なりますので、バウンド後のボールの伸び、バウンドの高さに違いがあります。
これを「いつもとバウンドの仕方が違うから実力が出せない!」と不満を言うのではなく、その状況で試合をするわけですので対応しなければなりません。さらにアウトドアならば、風、太陽の光などの気象条件の影響も大きいです。これも同様に対応しなければなりません。
その他、ボールの違いもありますし、相手のプレースタイルの違いにも対応しなければなりません。そのためには、自分のスイングや打点などを調整し、ボールを打つ感覚とボールの飛び・バウンドの仕方などを確認することが必要です。
テニスのシングルスでドロップショットを使う!
テニスのシングルスでは、相手を動かすことが必要です。相手を動かすというと、まず左右横方向に動かすことをイメージしますが、テニスコートは前後方向の方が長く、横方向だけでなく縦方向へ動かすことも取り入れるべきです。
まずシングルスの基本は、深いボールを打ってベースラインより外側に相手を留めることです。それができるようになれば、ドロップショットでネット際に短く落とすショットが有効になります。これが決まらなくても相手をネット付近に動かすことができますので、次にロブで深く返す、パッシングで抜くなどを選択できます。
ドロップショットは、甘くなると相手のチャンスボールになることが多いので、それを恐れてドロップショットを使わない人もいますが、使わないといつまでも使えるようにならないので積極的に使っていきましょう。
テニスのダブルスの試合で勝つためのストローク
テニススクールでストロークの練習をする時も、どのような状況でどのコースに打つためのストロークであるのかを意識して練習するのとそうではないのとでは雲泥の差があります。ダブルスの試合とシングルスの試合では、必要となるベースのストロークが異なるからです。
ダブルスではペアで戦いますので、雁行陣の後衛がストロークを打とうとした時に、相手に取らせずに抜けるコースが非常に狭いです。最初の頃は、どこに打っても相手に取られそうな気がして、どこに打ったら良いかわからなくなるほどです。そのため相手が平行陣でプレッシャーをかけてくるようになるとパニックになってしまう人もいます。
ダブルスでは基本となる狙うべきコースがあります。まずはそれを理解しましょう。そしてどのような球種のショットを打てば良いのかまで理解できれば、それがダブルスの試合で勝つためにベースとなるストロークであることがわかるでしょう。
基本的には相手前衛にボレーされないように、クロス、ストレート、頭上を越えるロブの3つです。最初はネットとバックアウト、サイドアウトをしないように、スピードを落としてコース重視で打てるようになりましょう。それができるようになったら、少しずつスピードを上げ、クロスとストレートは軌道を低く、ネット通過後にはできるだけ沈めるように打つことが必要です。そうすれば、相手にボレーされてもネットより低い打点となり、攻撃されにくいからです。
テニスのダブルスでは積極的にポーチに出よう!
テニスのダブルスではポーチに出てボレーをすることが前衛の役割です。これは前衛がポーチしてこないペアと対戦するとよくわかるのですが、ほとんどプレッシャーを感じず、楽にプレーできます。
試合経験が少なく、ポーチボレーが上手くできないという方は、ポーチしてもボールに届かないことが多いです。ポーチを成功させるためには、ポジションとポーチに出るタイミングが重要です。ポジションが悪ければどんなにダッシュしてもボールに届かないことが多いですし、タイミングが遅ければボールが通過してしまいます。
ポジションはサービスボックスの前後中央付近が良いでしょう。ここから相手の動きをよく観察し、ポーチのチャンスを狙います。
スタートのタイミングはボールを打ってからでは遅く、ボールを打つ前にスタートを切ることが重要です。そのためには予測が必要になります。
テニスのダブルスでポーチボレーを防ぐ方法!
テニスのダブルスでは前衛がポーチボレーをして決めることが必要です。ある程度以上のレベルになると、ポーチをしないと勝てなくなるでしょう。当然のことながら相手のポーチボレーを防ぐことも重要になります。
ポーチボレーを試みてみるとわかりますが、試合経験の少ない中級者であれば、ポーチボレーを上手く決められず、そもそもボールに届かずにボレーをできないことも多いでしょう。ポーチに出るタイミングはボールを打つ前ですので、どうしてもコースを予測することが必要となるためです。
したがって、相手のポーチボレーを防ぐ第1歩は、相手の予測を難しくすることになります。具体的には毎回クロスの同じコースに、同じようなテンポで打つのではなく、ストレートや頭上を越えるロブなども混ぜるということです。少なくとも3つのパターンを打ち分けられれば、相手も予測することが困難になります。
ボールを打つ時も、ギリギリまでコースを隠し、引きつけて打つことで相手のスタートを遅らせることができます。そうすれば相手がポーチできる範囲が狭くなり、ポーチを成功させる確率を下げることができます。
ダブルスのセンターセオリーを理解する!
テニスのダブルスでは「センターセオリー」というものがあります。これは、コートの横方向のセンター(中心)付近を狙ったボールを打つと、有利になることが多いためです。
なぜセンターを狙って打つと有利になることが多いかというと、主に以下のような要因が挙げられます。
1.センターからは角度をつけて攻撃し難い
2.2人の間に打つと譲り合ってお見合いすることがある
このような傾向は、雁行陣や並行陣でダブルスをするのであれば、中級者だけでなく上級者においても通用することです。そのためレベルに関係なく「センターセオリー」と呼ばれるわけです。「迷ったらとりあえずセンターセオリー」と言われるぐらい基本的なことですので理解しておきましょう。詳しくは以下の記事で紹介しています。
関連記事:テニスのダブルスの勝ち方!センターセオリーを理解する!
ダブルスの並行陣のフォーメーションを習得する!
テニスのダブルスでは、最初は雁行陣のフォーメーションから指導を受けます。そして中級レベルから並行陣を習得する人が多いです。中級者同士のダブルスの試合では、並行陣の相手との対戦に慣れていない人が多いので、並行陣になるだけで相手にプレッシャーをかけることができ、ミスを引き出せることが多いです。
積極的にダブルスで並行陣を使っていきましょう!そのためにはまずは並行陣のフォーメーションを習得することが必要です。
どのようなポジションについて、それぞれがどのエリアを守るのかを理解していないと穴だらけになってしまうことがあります。正しい理解が必要です。
ストレッチとマッサージでテニス大会を乗り切る
テニスは、プロのように膨大な練習量をこなし、長時間の試合でも戦い抜けるスタミナがあるのが理想的です。しかし、一般の人の場合、それほどの練習時間を確保することは難しいです。またプロであっても、全力で戦い、連日ハードな試合をするような状況となると、体力の限界になってしまうことは珍しくありません。
試合や練習の前に怪我をしないようにストレッチと準備運動をすることは基本ですが、疲労が蓄積した身体をストレッチとマッサージでほぐすことも必要です。
一般の人の出場するテニス大会では、1日に数試合することが多く、そんな時にストレッチとマッサージを自分でできるようにしておきましょう。
まとめ
テニスの試合経験の少ない方のために、テニスの試合で勝つ方法を紹介しました。ここで紹介した内容は、基礎編になりますが、誰もが最初は基礎の習得に取り組みます。これらを習得すれば着実にレベルアップしますし、その先にやるべきことも見えてくるでしょう。
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