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テニスのボレーががしゃる・真ん中に当たらない場合の練習方法!ボレーのコツ・打ち方がわかります!

テニス上級者の技術

テニスのプロのコメントでは、「ストロークに比べればボレーの方がシンプルで技術的な基本を押さえればある程度のレベルまで習得しやすい」という趣旨のことを聞いたことがあります。

それでも週に1回テニスを練習するような一般のテニスプレーヤーにとっては、ボレーも難易度の高いショットの1つですね(笑)。

私も一時期、かなり悩みました。丁寧に打っているつもりなのですが、ラケットのスウィートスポット(真ん中)にボールが当たらず、がしゃってしまうことがよくありました。ひどいときはフレームショットになることもあります。

たまたまネットに詰めているときにガシャって、誰も取れないようなドロップショットの「スーパーショット」になってポイントが決まることもあります。こんな時も素直に喜べないですね・・・。

「ボレーががしゃる」「ボールがラケット(ガット)の真ん中に当たらない」場合の練習方法について紹介します。

フォアハンドボレー、バックハンドボレーのコツ・打ち方の基本が習得できれば、短期間にレベルアップできるでしょう!

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テニスの上級者の技術!中級からレベルアップするために!

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テニスのがしゃるの意味

テニス用語の「がしゃる(ガシャる)」とは、厳密な定義があるわけではないようですが、おおよそ次のような意味で使われているようです。

ラケットのスイートスポットから大きくハズレたところで打って、正しくスイートスポットでインパクトした場合に比べて、著しく飛びが悪くなること

ボレーをした時にラケット面の根本に近い部分にボールが当たると非常に飛びが悪くなります。これがガシャる状態で、フレームショットになってもならなくても通常はガシャると言っています。

超上級者は、意図的にスイートスポットを外して短いボレーをすることもあると聞いたことがありますが、飛距離をコントロールすることも難しくなりますので、かなりネットに近いところでやらないとボレーを相手コートに確率よく入れることが難しくなりますので、本当かどうかわかりません。

ストロークでも強いスピンをかけようとするとスイートスポットをはずしてがしゃってしまうことがよくあります。思いっきりフレームショットをして、上方向に吹っ飛んでしまう場合は、ガシャるとは言わないようです。

つまり、当たり損ねて飛びが悪くなるということも「がしゃる」の要素のようです

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テニスのボレーのコツ・打ち方

ボレーががしゃる原因の1つに、ボレーを打つ時の構え・姿勢があります。それは、どのようにボールを見て、自分の打点で捉えるかということにもつながります。

これさえ習得できれば、ボレーはかなり上達するはずです!

ボレーの場合、突き玉などでスピードの速い直線的なボールに対しては、確かにある程度以上のスピードと距離によっては対応が難しいのですが、面を作る程度の時間さえあれば、案外弾き返すのは楽です。

ここでは、突き玉のようなボールではない、もう少しスピードが遅く、時間的な余裕があるような場合のミドルボレーを想定します。

テニスのフォアボレーのコツ・打ち方

よくフォアボレーをがしゃっていた頃は、「身体が正面を向きすぎている」とコーチに指摘されることがよくありました。

それは自分でも気がついていたのですが、ある程度相手のボールスピードが速くなってくると、身体を横向きにすると間に合わないような気がしたことと、直線的なスピードボールならば比較的身体が正面を向いていても打ち返せたので、癖になってしまっていました。

しかし、身体が比較的正面を向いてしまっていると、それほどスピードが速くない、どちらかというと本来ならばそれほど難しくないボールをミスしてしまうことが多くなりました。

この弱点を一気に克服することができた考え方の1つが、「ボレーとは押すもの」というものです。

そしてフォアボレーでボールを打つときに前に押していくためには、まず手前側にラケットを引かなければなりません。そのために肩を回し、半身になり、後ろ足(右利きなら右足)に体重を乗せ、ラケットを前に押しながら前足(右利きなら左足)を前にステップしていきます。

この動きは、以下の動画を見ると理解しやすいです。開始後6:05付近から、この動きの解説が始まります。この構え・姿勢が身につけばフォアボレーは格段に安定します。

英語での説明ですが、仮に英語が十分に聞き取れなくても、映像から動きは理解できるでしょう。

8:10付近から始まる構えたまま前に歩きながらするボレー、10:27付近から始まる構えたまま、ステップせずに、少し体重移動をしながら打つボレーも非常に参考になります。

例えば、相手のボールが想定よりも短くなったり、ボールスピードが遅かったりすると、タイミングが合わずに前方方向へバランスが崩れてしまうことがありますし、ダブルスなどで想定よりも速いボールが来た時などにステップが間に合わないこともありますが、これらの動きを練習しておくと、自分で調整し、体勢を崩されないようにして打つことができます。

できればこの動画を最初からじっくり視聴することをおすすめします!

テニスのバックボレーのコツ・打ち方

バックボレーについても、基本的には前述のフォアボレーと同じ考え方です。

もちろん動きそのものは、バックハンド側で行いますので、フォアボレーとは左右反対になります。

肩を回して(右利きならば)右側の肩を前に出し、後ろ足(右利きならば左足)に体重を乗せ、前足(右利きならば右足)を前にステップしながら押すようにボレーします。

この動きは、前掲の動画の7:07付近から丁寧に説明されています。

ダブルスなどであまり前にステップすることができないような状況での身体の動きについて、11:06付近から解説があります。この動きも練習しておくと、相手が緩急を使って攻撃してきたときにも体勢を保ちながら対応しやすくなるでしょう。

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テニスのボレーががしゃる・真ん中に当たらない場合の練習方法!

ボレーの時にラケットを大きく動かしてしまってスウィートスポットを外すのではなく、丁寧にボレーをしようとしているのにがしゃってしまうのは悩ましいです。しかし、初級者や中級者には案外あることです。これを克服しないと上級者になることは難しいです。

原因は「ハンドアイコーディネーションの精度が低い」ことにあります。つまり、目で見たボールの位置にラケット面を正しくセットすることができていないということです。ボールのスピードが速くなってくると、ボール軌道の「予測」という要素も入ってきますが、予測した位置にラケットをセットするという点では同じです。

そもそもラケットの真ん中にボールが当たらないわけですから、冷静に考えれば当たり前のことなのですが、問題はどうしたらラケットの真ん中でボールを捉えることができるようになるのかということです。

まず最初におすすめするのは、テニスボールを使ったキャッチボールです。パートナーにフォアハンドの少し高めのミドルボレー程度の高さに軽くボールを投げてもらい、それをボレーする打点付近に手をセットしておいてキャッチする練習です。

テニススクールではよく行われる練習方法で、これでボレーでインパクトする感覚をつかむ準備として、まずは素手で感覚をつかもうというものです。普通の野球のキャッチボールのように、キャッチする手は利き腕ではない方の手ではなく、ラケットを持つ利き手の方です。また野球のキャッチボールのキャッチする手を大きく動かさず、手をボレーする打点付近にセットし、顔との距離を一定に保つことがポイントです。

手と顔の距離を一定に保つことが重要で、つまり前述のハンドアイコーディネーションを磨く練習になります。そのためパートナーの投げるボールが少し乱れたら、それに合わせて身体を低くしたり、左右に動いたりする必要があります。

テニスのボレーががしゃる・真ん中に当たらないのを防ぐ練習方法2

前述の素手でキャッチボールする方法をやって手の平でボレーの打点でつかむ感覚をつかんだら、次はラケットを使って練習しましょう。

ラケットを持ち、同様にボレーの打点でラケットをセットし、顔のラケットの距離を変えないようにします。パートナーには、ミドルボレーぐらいの高さにボールを出してもらいましょう。ラケットで出してもらって構いませんが、スピードは落として、ゆるいボールで練習しましょう。

ラケットはボレーのインパクトの形を作りますが、ラケット面はコート面に対して垂直ではなく、少しだけ上に開いた程度にします。ラケットをセットし、動かさないで、足を動かしてラケットの真ん中にボールを当てる練習をします。素手の時と比べて、ラケットの長さ分延長された部分でボールを捉えることになります。ラケットなのですが、素手のときのようにラケットの真ん中でボールをキャッチするような感覚をつかむようにしましょう。

これでボールをラケットの真ん中に当てられるようになれば、がしゃるのを防げるようになります。

この時、ラケットをセットしたまま固定をしているので、ボレーはそれほど飛びません。このような打ち方をした時に、どのぐらいボールが飛ばないのかを確認しておくと、後々役に立ちます。ボレーは強く打つだけでなく、ドロップショットや短く打つことも必要なのですが、いつも強く打っていると緩いボレーを打つ感覚がつかみ難いです。そのためこのような練習をしておくとセンスが磨かれます。

さらにラケット面をもう少し上に向けて山なりなボールを打つと、ドロップボレーのためのセンスも磨かれるでしょう。

またラケット面をセットしたまま、インパクトの瞬間に小さく前に踏み込むと、案外ボレーの飛距離を伸ばすことができる事がわかるでしょう。このようにスイングを使わなくても、かなりボレーが打てることが理解できるでしょう。


テニスのボレーががしゃる・真ん中に当たらないのを防ぐ練習方法3

最終段階ではボレーをスイングを追加して完成させます。スイングは上から下へのスイングではなく、先程の練習でセットした位置よりも少しだけ引いて、インパクトに向けて、小さく前に押し出すようにスイングします。決して強く打とうとするのではなく、ラケット面を意識し、平行移動させるようなイメージです。

インパクトでもラケット面でボールをつかむような意識でボレーできれば、ボールを打つ感覚が手に伝わってくるでしょう。そしてガットがボールをしっかり捉える感覚が分かれば、スライス回転をかける時にも役に立ちます。

徐々に面を開く角度、スイング軌道を調整しながらボールにスライス回転をかける練習もしていきましょう。その時もボールを強く打つのではなく、緩いボールを丁寧に打ちながら感覚をつかんでいくようにしましょう。

まとめ

テニスのボレーががしゃって、ラケットの真ん中に当たらないのを防ぐための練習方法について紹介しました。ボールを操ることができるようになれば、上級者への道が開けます。

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テニスの上級者の技術!中級からレベルアップするために!

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