テニスの中級者ならばボレーは打てます。しかし、上級者のボレーと比べると、安定感、精度、回転など大きな違いがあります。
中級者からさらにレベルアップするためには、もう一度基本から確認することが近道でしょう。中級者が誤解しそうなポイントを解説します。
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テニスの上級者の技術!中級からレベルアップするために!
テニスのボレーのコツ!中級者から上級者になるために!
練習ではよくボレストとボレーボレーをしますが、その時のボレーの打ち方を見ればおおよそ中級者か上級者かわかるものです。
上級者は、毎回、スプリットステップをして、相手のボールがどこに来るか素早く予想し、フォアで打つか?それもともバックで打つのか?の判断が早いです。そのため中級者よりも余裕を持って構え、ボレーしますので、ミスも少ないです。
また打点の高さによってどのような打ち方をするのかも理解できているので、きれいなフォームで安定してボレーを打ちます。
中級者は、そのような上級者の打ち方を真似して、自分ができていないところを取り入れていければ着実に上達できます。
どんなところを真似すれば良いのでしょうか?非常に基本的なことですが、以下の3つです。
1.グリップ
2.スイング
3.フットワーク(ステップ)
それぞれ解説していきます。
テニスのボレーのコツ!グリップ
基本的にはボレーはコンチネンタルグリップをおすすめします。
トッププロでも、ラファエル・ナダルはフォア側に少し厚いグリップにしていますので、絶対コンチネンタルグリップでなければ不可能というわけではありません。しかし、特別なこだわりが無い限りは、ロジャー・フェデラーや多くのトッププロのようにコンチネンタルグリップにした方が良いでしょう。
コンチネンタルグリップは、握り換えずにワングリップでフォアもバックも対応しやすいという利点があり、ダブルスでボレー戦になって短時間でボールが行き交う状況でも対応しやすいです。またフォアもバックもスライス回転がかけやすいというメリットもあります。
テニスのボレーのコツ!スイング
初心者の頃は、もしかしたら「ボレーではラケットを振らない」と教わったかもしれません。もしそうであるならば、それはラケットを振り回しすぎないようにアドバイスされたということです。
ボレーでまったくスイングしないということではありません。まずはこの誤解を解き、正しいボレーのスイングを習得しましょう。
フォアボレーでは、スライスのストロークを打つときのように、(右利きの場合)左肩を回して身体を横向きにするということはありません。これでは右腕とラケットが後ろに行き過ぎて、前にあるボレーの打点までかなりラケットを動かさなければならず、少しボールスピードが上がっただけで対応できなくなります。
フォアボレーでは腕でラケットを引く必要はなく、ラケットが視界から消えない程度の位置までわずかに肩を回す程度で十分です。
ミドルボレーならば、打点よりも少し高い所へセットし、前に押し出すようにスイングします。セットの段階ではラケットを立てておき、その時の手首の角度をキープしたまま、前に押し出します。ある程度以上前に出たところでは、身体の構造上、自然とラケットヘッドは寝てきて、ラケット面が上向きに開いていきます。
ローボレーでも基本的にこの動きは同じで、手首の角度をキープしたまま前に押し出して行きますので、打点によってはヘッドが下がることもあります。いずれの高さのボレーでも、極端に上から下へのスイングにはなりません。
バックボレーでは、身体の正面で打つ時以外は、(右利きの場合は)右肩が前に来るまで肩を回し、ラケットをセットします。この横向きの姿勢をキープしながら、ラケットを前にスイングします。
セットではラケットヘッドが自分の方を向くようにを立て、その時の手首の角度をキープしながらスイングします。
フォアボレーと同様に、打点が低くなるほどラケットが横向きになり、ローボレーではヘッドが下がることもあります。そんな時でも手首の角度はキープすることがポイントです。
テニスのボレーのコツ!フットワーク(ステップ)
近距離のボレーボレーになった時には、ほとんどその場で面を作ってボレーせざるを得ないこともありますが、それ以外の時はフットワークを使います。特に1歩目の軸足のステップが重要です。
相手が打ったボールのコースを予測し、そのコース上にラケットをセットする意識で、(右利きの場合)フォアボレーならば右足、バックボレーならば左足を最初に踏み出し、軸足をセットします。ボールの飛んでいくコース上に軸足とラケットがセットできれば、ボレーできる可能性が高くなります。
時間的な余裕がない場合は、踏み込み足のステップ無しでボレーしますが、時間的な余裕があれば、軸足ではない方の足で踏み込んでボレーします。基本的にはその際に前に重心をかけてボレーします。頭上を抜かれそうな時のハイボレーは止むを得ないですが、後ろ体重になった状態ではボレーをコントロールすることは難しく、重心を前にかけてボレーするようにします。
まとめ
テニスのボレーの打ち方のコツを紹介しました。基本的なことなのですが、「上級者とは基本をしっかり実践できる人」ですので、再度確認しながらマスターしましょう。
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