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テニスのバックハンドスライスの打ち方!よくわかる動画あり!

テニスのスライス上級者の技術

テニスのバックハンドストロークとして習得しておきたいのがスライス。
特にシングルバックハンドのプレーヤーは必須ですが、両手打ちの方も打てるようにしておきたいです。

本記事は中級レベルの方を想定して書いていますが、中級者の場合、フォアハンドストロークに比べてバックハンドストロークの方を苦手とする方が多いです。

スライスは、苦手なバック側に来たボールを確実に返球し、一本しのぐためにかなり便利なショットです。

また強烈なスピードボールを打ち込んきた相手に対し、スライスでスピードの遅いボールを打ち、ラリーのペースを落とすこともできます。

その他、いくつかのメリットがある便利なショットなのですが、あまり質の高いスライスを打てない中級者が多く、打ち方という点で悩ましいショットでもあります。

わかりやすい動画もありますので、以下に詳しく解説します。

*スライスが得意な日本人プレーヤーと言えば、レジェンドの鈴木貴男氏です。
同氏の動画解説DVDはお宝です。


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テニスのバックハンドスライスの打ち方!

テニスのバックハンドストロークのスライスの打ち方はいくつかあります。

どれが正解かということを論じるのも不毛ですし、私の能力も越える難しい話ですので、そこまで立ち入りません。

トッププロもいろいろな打ち方をしていますので、正解が1つではないことは明らかです。それぞれに特徴があり、長所短所、向き不向きがあると考えた方が良いでしょう。

ここで紹介する打ち方は、一般の中級者に習得しやすい打ち方です。

一般の中級者もほとんどの方はスライスが打てます。しかし、打ったボールが浮く、かなり遅くなる、滑らないなどによって相手のチャンスボールになることが多く、試合では使わないということになりがちです。

よくあるスライスのイメージは、ロジャー・フェデラーのスライスのように、高い位置にラケットをセットし、上から切り下ろすように「ザクッ」とインパクトする打ち方。

テニス界のレジェンドのフェデラーの打ち方を批評するような恐れ多いことはできません。フェデラーのスライスが素晴らしいことは言うまでも無いからです。

しかし、あの打ち方をスライスが苦手な中級者が真似するにはハードルが高すぎるでしょう。特に最初は球出しの遅いボールで練習した方が良いのですが、遅いボールに対して上から切り下ろすようにスイングするとかなり難しいです。

おすすめの動画は、以下の鈴木貴男氏が清水悠太プロにスライスの打ち方を指導している動画です。

本当にこのスターテニスアカデミーの動画はレベルが高く、一般のテニスプレーヤーにも参考になるものが多く、おすすめです。

テニスのどのショットでも、まずはグリップの握り方からチェックすべきなのですが、スライスならば通常はコンチネンタルか、コンチネンタルから少しフォア側に厚く握ります。

動画の最初では、ボールの下側にラケットを入れるようなイメージよりは、もっとフラット気味に当てることから指導しています。

正直に言うと、全日本選手権で優勝するほどの実力者が、両手打ちのバックハンドのプレーヤーとは言え、これほど片手バックハンドのスライスを苦手としていることは新鮮な驚きでした。

しかし、鈴木貴男氏の指導がレベルが高いこともあるのですが、この約16分間の動画の中でみるみるコツをつかんで、最後にはものすごく質の高いスライスを打っている清水プロの吸収力の高さはさすがです。

まずはじっくり動画を見てみましょう!

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バックハンドスライスの打ち方の基本

前述の動画では、バックハンドスライスを打つための基本的なことがいくつも紹介されています。

上から切り落とすようなイメージを持っている方に、まずもう少しフラット気味にインパクトするようにアドバイスされています。

もちろんスピンのように下から上にスイングするわけではなく、厳密には打点より少し上にセットして下方向へスイングしながらインパクトするのですが、スライスが安定していない方は、上から下に振り下ろすイメージが強すぎ、さらにボールを切るようなインパクトになっているので、それを矯正するためにアドバイスしています。

したがって、必ず打点よりは高い位置にラケットをセットするのですが、もっとフラットのイメージに近づけた方が良いということです。

また打点は、思っている以上にボールを引き込んで、後ろ側にした方が良いとアドバイスしています。これはグリップにもよりますが、鈴木氏はコンチネンタルよりはフォア側に少し厚く握っているので、かなり引き込んでいます。

次にスイングする時に、インパクトまでに体幹を軸に身体が回転しないようにアドバイスしています。

下半身、体幹の軸が回転しないように固めて、肩から先を使うようにスイングすれば安定するということです。

そしてスイングを加速させ過ぎないこと、左足をついてからの間を取るようにして、左足(右利きなら右足)を踏み込みながらスイングしないことをアドバイスしています。

私もこのアドバイスを聞いて、実践してみたらかなりスライスが良くなり、テニススクールのコーチに褒められました。

それまでは滑るスライスが打ちたくて、一生懸命スライス回転をかけることに意識が行き、スイングを加速させ、右足(前足)を踏み込むタイミングで打っていたようです。

それがこのアドバイスで矯正でき、しっかり確率よくインパクトできるようになり、スピードや飛距離、ネット上を通過する高さもコントロールしやすくなりました。


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バックハンドスライスの使い方

シングルスでのスライスの使い方について基本的なことを記します。

冒頭でも述べましたように、バックハンドが苦手な中級者ならば、まずはバック側に来たボールをスライスで確実に返せるようになりましょう。

中級者であれば、とりあえずはスライスが打てると思いますので、本記事で解説したようなポイントを練習すれば、確実にスライスの質が上がり、試合では頼りになるショットになるはずです。

動画の中でも紹介されているように、スライスはエースを狙うようなショットではありません。スピードを出しすぎず、相手に攻め込まれないようなコースと深さを狙って打つことが重要です。

相手が強烈なフォアハンドを打ち込んできた時などに、あえてスピードを落としてスライスを打つことで、時間を作り、ラリーのテンポが速くなりすぎないように調整することができる便利なショットです。

スピードボールの打ち合いが得意な相手の場合、対抗してスピードボールを打ち返しても、かえって相手にとっては打ちやすいボールになってしまっている可能性があります。

特にスピンの効いたスピードボールばかり打っていると、ボールの軌道やテンポも同じようなものになりやすく、相手もだんだん慣れてくることが多いです。

そんな時にスライスを混ぜられると、相手も案外対応しにくいものです。

スライスの質が上がると、中級レベルであれば打ち損じる確率が上がります。またスライスは同じようなフォームからスピード、距離、回転などを調節することも比較的簡単です。

滑って伸びてくるスライスと、少しスピードを落として伸びて来ないスライスを混ぜるだけでも、相手はかなり嫌です。さらにサイドスピンも少し混ぜることができると、相手は強打することはかなり難しくなるでしょう。

そうなると、むしろ相手のペースを乱し、チャンスボールを引き出すためにかなり有効なショットになります。

テニスのダブルスで相手の足元に沈めるボールを打つ方法についてこちらの記事で紹介しています。

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